こんにちは。平成リーマンです。
本日は転職活動体験記第一弾(第二弾があるかどうかはわかりません)日系大手からのベンチャー転職についての記事でございます。
狭き門を勝ち抜いて名だたる日系大手企業に勤める若手でベンチャーへの転職を考えている方、日系大手の内情について知りたい方向けの記事となっております。
リアルな内情含む私の体験記ではありますが、n=1かつ主観も含まれておりますので、偏った情報になっている点はご了承くださいませ。
本題に入る前にこの記事を読まれる方へ一言。早まらずに時間をかけて慎重に意思決定しなさい!
なぜ日系大手を辞めたのか?
自慢をしたいわけではないのですが、新卒では就職活動を経験した方であればどなたでも知っているような日系の大手企業へ就職しました。※就職人気ランキングにおいてもここ数年は常に上位に位置しております。
就活時の大きな軸は グローバル・高収入・(基本)東京勤務 と定めていました。結果的にどれもクリアできたので就職活動としては大成功でした!
違和感を覚え始めたのは仕事もある程度覚えて一通りこなせるようになった2年目の半ば(20代半ば)ごろだったかと思います。
与えられた仕事をこなす毎日、取引先との接待、社内政治も絡む深夜まで続く飲み会、変わり映えのしない毎日に閉塞感を感じるようになりました。
よく大手からの転職を決心した理由として、意思決定のスピードが遅い、裁量が小さいといったものも聞きますが、私自身はそういったことに不満を感じることはありませんでした。
仕事としてはあまり細かな役割分担はなく、配属初期から業務サイクルを一通り経験させてもらいました。しっかりとした研修も受けられ、出張で海外への一人で自由に行けるような環境で、新人には勿体無いくらいのたくさんの経験を積ませていただきました。
前述の閉塞感、というか将来への不安を感じるような瞬間がありました。これは今でも明確に覚えています。
業務にも一通り慣れた2年目、自分のキャリアは今後どうなるんだろうとふと思い立ち、周りにいる方の状況と自分の置かれている状況を改めて整理して考えた時に、ビジネスの最前線でお客様先を駆け回る上司を見て、”あれ?〇〇課長私と同じことやってない?”と思い至ったのです。
エネルギーに満ち、自信を持って仕事と向き合うその姿に敬意こそ抱けど前述の通りの接待や社内政治にまみれたその社会人生を私も送れるとは思いもしなかったのです。
体力的なしんどさを感じるであろうということも想定できましたし、色々な経験を積んでいる実感もありましたが、スキルとして何か身につけられているという感覚も持てずにいたことも転職へ踏み切った一つの大きな要因です。
この記事を読んでいるあなたはどう思われますか?私自身はこの記事を書いている今現在、早期に決断をした当時の自分が浅はかな人間であったということを再認識しております。
どのように転職活動を進めたか
このような経緯で自分の将来に絶望し、今の会社で生き残っていけるのか、なんのスキルもみにつけられず今後の社会人生に希望が持てるのかという漠然とした不安を感じるようになった私はすぐさま転職活動について調べ始めました。
周りに相談できるような方もあまりいなかったため、具体的には覚えていませんが”転職活動 方法”といったキーワードで検索したのではないかと思います。
悪い条件では転職したくないという思いもありましたので、検索してヒットしたハイクラス求人を紹介してくれるというエージェントへ登録しました。
一応の転職軸としては成長産業、自己成長、この辺りを考えていました。
飽き性で新しいもの好きな性格も影響し、業界を変えて挑戦をするのであればITだろうと深層心理では最初から決めていたようにも思います。
前述のエージェント以外にもいくつか登録をしてみましたが、私には違いを見出せず、結局のところハイクラス求人を謳う最初に登録をしたエージェントにお世話になることに決めました。
その後の展開はあっという間で、ごく簡単な理論武装と人との会話を成立させることがある程度得意な私は、最初に紹介された企業から内定をいただきました。
面接の過程でお会いする社員の方からはベンチャーのイケてる空気感や、なんか仕事できそうな雰囲気を感じ、面接を重ねるごとに”この企業いいんじゃね?”と思うようになりました。
そして初めてのオファー面談を迎え条件を提示された際、正直に思ったことは一つでした。年収低くね??
年収が低いとは言いつつも、現職で良い給料をもらっていたことでハードルが高くなっていたというのも事実です。しかしながら当時の年収から3分の2程度になる条件を提示され、自分の市場価値はこんなもんかと落ち込んだのを覚えています。
落ち込みはしましたが、現状に不満、不安を抱えていた私はあまり深く考えずに、オファーをくれたその企業への転職を決意します。
最終的に決意をした理由は面接の過程でお会いした方々への好感、自分の能力次第で何者かになれるという根拠のない自信、未経験の業界への憧れ、これらであったと思います。
転職を検討している皆様、今一度なぜ転職をしたいのか?は時間をかけて突き詰めて考えてください。
ベンチャー企業に入社して感じたリアルな違い
結論から申し上げますと、今もこの企業に勤めていたら私は闇落ちし、当時の自分を恨み続けていたことと思います。
これはこの企業に対する評価ということではなく、十分に思慮を重ねず、簡単に意思決定をしてしまった自分への評価です。
特にタイトルも与えられず、一現場の人間として入社した私も、入社直後は新しい学びが多く充実した日々を過ごしていました。
社内において細分化された役割(仕組みとして新鮮でした)、業界の知識や社内で体系化されたナレッジの吸収、思いを共にして同時期に入社をした仲間、今振り返ってもたくさんのことを学ばせていただいたと思います。
同時期に入社をした方々とは今でも交流が続いており、打算的な意味ではなく、良い財産を得たなと思っています。
この企業に対する不信感を抱くようになったイベントも明確に記憶しております。
入社直後の研修を終えた際、言い渡された役割が入社前に聞いていたそれとは異なったのです。社会について学んだ今の私ならこういったことも起こりうる(特にベンチャーにおいては)ということも十分に理解できますが、自分も何者かになれると信じて疑わない当時のピュアな私からすれば一大事件です。
根性に頼って突き進むしかないその業務をこなす中で早速、”おもてたんとうちゃうな〜”と思うようになりました。入社後3ヶ月程度のことだったと思います。
その後入社前に伝えられていた部署へ配置転換されたのですが、その部署での勤務も3ヶ月程度で再度希望しない部署への配置転換が命じられます。
ここで思いました。”年収も低いしもういいや”と。
ベンチャー企業はよく大手の企業と対比され意思決定のスピードが圧倒的に速い、個人の裁量が大きい、成果がダイレクトに評価されるといった表現がされることが多々あります。
それぞれの要素について言及しておきます。
意思決定のスピードが圧倒的に速い
会社としてはそりゃ速いと思います。人数も少ないのでトップダウンで物事が決められますし、現場の若手はソルジャー枠なことが多いので大多数は上層部が決めたことにも素直に従います。
個人の裁量が大きい
タイトルが付いてればそうかもしれません。偉い方も忙しいので”中管理職の皆さん勝手に上手くやっといて〜”という感じでしょう。
成果がダイレクトに評価される
個人的にはこの要素が最も世間の印象と乖離があると考えています。100%達成をしても”まだ在籍期間短いからね〜”とか言われます。
私が書いたことは全て事実ですが、私の敗因としては圧倒的な人間力や実力、そして政治力でこれらの事実を曲げることができなかったことであると思います。
こういった想いから私自身としては”若手のうちの大手からベンチャーへの転職は絶対悪ではないが、何がなんでも成功を勝ち取るためにはなんでもする”といったマインドがないと厳しいものであると結論づけています。
そうなんです。この何がなんでも成功を勝ち取るためにはなんでもするというマインド、不屈の精神があれば大手だとかベンチャーだとか関係なく成功できると思います。私にはこの認識、覚悟が足りませんでした。
転職してよかったこと・大変だったこと
転職してよかったと思うこともいくつかありました。
まず、私にとって何が大事なのかというのを見つめ直すきっかけを得ることができました。結論としてはお金でした。
どれだけ忙しくても、どんなに理不尽な環境であっても、自分が欲しいだけのお金が得られれば耐えることができる。逆にここが不十分であればどこに行っても同じ思いをするだろうと気づけました。
そして前述の通り長く付き合える仲間に出会えたこともよかったです。
今はそれぞれ違う会社に移りましたが、皆の活躍や頑張りを見ることができ、良い影響を受けています。
逆に大変だったことは前述の通りです。
会社の事情で意図しない配置転換を強いられること、成果を残しても場合によっては評価されないこと、(大手と比較して)そもそもの待遇があまり良くないこと。
しかし繰り返しにはなりますが、これらの要素は自身の実力や努力次第でいくらでも変えることができるとも思います。
最も重要なのはご自身の決意や覚悟と呼ばれるものになるでしょう。
これから転職を考えている人へ
ここまでこの記事をお読みいただいてどのように思われましたでしょうか?
私は元来悲観的な人間ですので、悪い側面の要素が強目に出てしまっていると思います。そういった意味では皆様である程度のフィルターをかけていただく必要はあるかと思います。
転職が一般化したこの時代において、皆様も他人事ではなく自分の事として考える必要があるかと思います。
ダークサイドが多分に出てしまいましたが、今となっては”自分の事について深く考えるきっかけ”になったなと考えています。
業界が変われば得られる経験も異なりますし、自分がどのように評価されるかも異なります。
皆様におかれましては、(手遅れでなければ)今一度その意思決定はご自身にとって良いもになりうるのか?と再度問い直してみることをお勧めします。
最良の決断は時間をかけ、考え抜いた後に下されるものと信じております。
最後までお読みいただきありがとうございました。転職を考えている若手の皆様にとって少しでも参考になっていれば幸いです。
何かご質問や気になることがあればお気軽にお問い合わせフォームからご連絡ください。
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